『分け合って豊かに』

今月も、みこころデイケアのテーブルに素敵なフラワーアレンジメントが届きました。 

このアレンジメントは、1階病棟職員の山部広美さんが自宅の庭に咲いている花を使って作りました。

ビオラ、ジニア、アジサイやモミジなど、山部さんの庭は春夏秋冬いつでも

鮮やかな庭が楽しめるよう、植える花木の種類も工夫されています。また、色や香りだけでなく味覚でも楽しめるように野菜も作られています。

この素敵な庭を臨むリビングでは、友人や近所の子どもたちが集まって外を眺めながらお茶を飲んだり、庭でとれたものを使った手料理を囲んで家族とパーティーをするなど、いつも賑やかにしているそうです。

5年程前、コンクールにも出品するほど庭が充実してきたころ、「このお庭を身内だけで楽しむにはもったいない!」そんな思いから、山部さんは病院へお花の寄付をするようになりました。

聖書の中には、自分の持ち物を分け合うことが幸せへの道だという記述があります。近所の子供たちに振舞われる手料理や、デイケアへ届けられるお花……「誰かが喜んでくれるのであれば」と、自ら進んで喜びを分け与えられるのは、とても豊かな生き方ではないでしょうか。

みこころデイケアには、来月も山部さんのお庭から幸せのおすそ分けがやってきます。

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